XMFX-EU離脱問題の進展でポンド高、ユーロ圏PMIとカナダ経済指標注目

XMFX-EU離脱問題の進展でポンド高、ユーロ圏PMIとカナダ経済指標注目

外国為替市場:本日の米ドルインデックスは約0.3%低下し、3日連続での低下となる見通しです。一方、EU離脱交渉の進展でポンドは大きく上昇しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は、感謝祭による祝日で休場でした。本日の米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。

アジア株式市場は強弱混合の動きとなりました。日株式市場は一段高となり、一方の中国株式市場は、米中貿易問題への懸念により下落しました。

欧州株式市場では、主要株価先物指数が上昇してのオープンを示しています。

コモディティ:原油相場は引き続き荒い値動きとなりました。WTI原油先物とブレント原油先物は、再度下落に転じ、今週前半に記録した1年ぶり安値を試す展開となりました。

供給過多懸念により、原油相場は7週連続の下落で今週を終える模様です。12月6日に予定されているOPEC会合での減産の可能性は、現在見られる限り、原油価格安定に繋がる唯一の要因となっています。

本日のゴールドは、米ドル安にも関わらず、0.27%下落した1222ドルまで下落しました。

FX主要な動き: EU離脱問題の進展でポンド急騰、リスクオフで市場は依然として不安定

 

昨日、英国とEUが離脱後の貿易、及び保障等の枠組みを定める政治宣言の草案に大筋合意したことにより、ポンドが最も堅調推移した通貨となりました。英国議会での投票前に、今週末のEU首脳会談で政治宣言を正式に合意する見通しです。

EU側はほぼ合意する見通しですが、反対派多数により、英国議会での承認の見通しは立っていません。

英国議会で承認されなかった場合についての対応が予測できない為、先行き不透明感が上昇しています。したがって、ポンド相場は引き続きEU離脱問題の進展に大きく影響されるでしょう。

英国議会での承認拒否が広く予想されている為、承認された場合は大きなサプライズとなり、市場の反応は否決された場合よりも大きくなり、ポンドが急騰するでしょう。

昨日のユーロ相場は、ECB議事録に目新しい材料が見られなかった為、殆ど反応しませんでした。昨日の米国は、感謝祭による祝日の為、主要なニュースはありませんでした。

市場は引き続きリスクオフの流れが継続し、米主要株価先物指数は下落してのオープンを示しています。豪ドルとNZドルが軟調推移する一方で、円が若干上昇しました。

本日これからのFX市場: ユーロ圏PMI、カナダ消費者物価指数と小売売上高、米製造業PMI発表、EU離脱問題の進展に注目

 

GMT0900には、ユーロ圏11月PMI指数・速報値が発表され、前回からの上昇は見られない模様です。特にユーロ圏全体の経済成長示す総合PMIは、2年ぶり低水準となる模様です。しかしながら、製造業、非製造業、及び総合PMIは全て50を上回る模様です。

ユーロ圏経済指標の脆弱な結果は、12月ECB政策会合でのハト派的見解の可能性を上昇させるでしょう。現在、市場では2019年後半の0.10%の利上げが織り込まれつつあります。

経済指標の脆弱な結果は、利上げ観測を僅かに後退させる可能性があります。

本日には、ドイツとフランスがGMT0830とGMT0815にそれぞれPMI指数を発表します。ドイツとフランスのPMI指数は、その数分後に発表されるユーロ圏PMI指数の先行指標として機能するでしょう。

英国とEUが政治宣言の草案に大筋合意したにも関わらず、依然として「壁」が立ちはだかります。メイ首相は、明日の土曜日にはユンケル欧州委員長と会談し、翌日の日曜日にはEU首脳会談に出席します。

正式な合意前には、ジブラルタル問題の協議が必要になります。EU加盟国が全て合意した場合でも、英国議会の通過が必要であり、承認は困難となる模様です。

GMT1330には、カナダ10月消費者物価指数、及びカナダ9月小売売上高が発表されます。予想を上回る結果となった場合、翌年1月のカナダ中央銀行の政策会合での利上げ観測が上昇し、カナダドル高の要因になるでしょう。

現在の所、オーバーナイトインデックススワップによると、1月利上げの可能性は75%になっています。

GMT1445には、米11月マークイット製造業PMIが発表されます。

GMT1800には、ベーカーヒューズ社のリグ稼働数が発表されます。

XMテクニカル分析: USDCADの強気相場後退の兆し

 

USDCADは今週火曜日に約4か月ぶり高値1.3317ドルまで上昇後、下落に転じました。下落にも関わらず、転換線と基準線の上昇が短期的強気相場を示しています。

しかしながら、転換線と基準線の上昇が鈍化していることから、上昇勢い失速の可能性もあります。

カナダ経済指標の好調な結果は、USDCADを下落させるでしょう。

この場合、基準線上の1.3143カナダドル付近がサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、100日平均線上の1.3068カナダドルと50日平均線上の1.3059カナダドルが視野に入るでしょう。

反対にカナダ経済指標が脆弱な結果となった場合、転換線上の1.3222カナダドル付近がレジスタンスゾーンになるでしょう。

一段と上昇した場合、今週火曜日の高値1.3317カナダドルが視野に入るでしょう。この付近には1.33カナダドル、及び過去数カ月の高値1.3289カナダドルも控えています。

原油相場の動きもカナダドルに影響するでしょう。

 

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