XMFX-FOMC議事録で米ドル下落、英小売売上高とECB議事録に注目

XMFX-FOMC議事録で米ドル下落、英小売売上高とECB議事録に注目

外国為替市場:昨日のFOMC議事録の内容が年内あと3回の利上げ観測を後退させ、本日の米ドルインデックスは0.1%低下しました。

FOMC議事録発表前の米ドルインデックスは、本年度最高水準まで上昇していました。円高は継続し、ユーロとポンドは脆弱な経済指標結果により下落しました。

株式市場: 米政権が新たな関税実施を示唆したにも関わらず、FOMC議事録が積極的な利上げ観測を後退させたことにより、昨日の米株式市場は上昇して引けました。

ナスダック指数は0.64%、S&P総合500種は0.32%、ダウ工業株30種は0.37%上昇しました。本日、米主要株価先物指数は軟調推移していることから、下落してもオープンが予想されます。

アジア株式市場では、日経平均株価とトピックスはそれぞれ1.1%と1.2%下落しました。最近の円高が、日本の輸出企業の株価を下落させた模様です。香港株式市場は上昇したものの、上昇幅は僅か0.07%でした。

欧州市場に関しては、独DAX30を除く、主要株価先物指数は上昇して推移しています。

コモディティ: 昨日に下落した原油価格は、本日も下落して推移しています。

昨日、米エネルギー省が発表した米原油在庫は、市場予想の減少に反して、大幅な増加が見られました。本日、WTI原油先物は0.35%、ブレント原油先物は0.4%値下がりしているものの、共に最近記録した数年ぶり高値付近で推移しています。

本日のゴールドは、昨日の上昇幅を拡大させ、約0.2%上昇しました。現在、ゴールドは1296ドル付近で取引されており、心理的節目となる1300ドル台越えを試す展開となる模様です。

FX主要な動き: FOMC議事録で米ドル下落、ユーロとポンド下落、円は上昇

Dollar advance halted by Fed minutes; euro and sterling lose ground as yen roars back

FOMC議事録では、インフレが目標から若干オーバーシュートしても問題ないとの認識が示されました。加えて、近々、利上げ実施が必要になるとの認識も示され、6月利上げ観測を上昇させました。想定よりも速いペースでの利上げ対して積極的な姿勢は見られませんでした。

FOMC議事録の内容から判断すると、市場が予想した年内あと3回ではなく、FRBは年内あと2回の利上げを想定しているようです。年内あと2回の利上げは完全に織り込まれており、年内3回の利上げの可能性は僅か10%未満まで低下しました。

米10年債利回りは下落し、議事録発表前まで上昇していた米ドルも下落しました。

昨日、トランプ大統領が輸出車への追加関税の検討を明らかにし、「貿易戦争」保留への期待が薄れました。今までの追加関税では主に中国が対象となっていたのに対して、今回は自動車の対米輸出の多い日本やドイツが対象となる模様です。

昨日の円は、リスク回避の動きにより、大幅に上昇しました。特に脆弱な経済指標結果で下落基調となったユーロとポンドに対して、約200ピップ上昇しました。

昨日のユーロ圏5月PMI指数の予想を大幅に下回る結果は、ユーロ圏経済の失速、及びECBによるテーパリングの可能性の後退を懸念する材料となりました。本日発表されるECB議事録においても、ユーロ圏経済への懸念が示されると、ユーロは短期的に下落圧力が強まる可能性があります。

ポンドに関しては、英消費者物価指数の低調な結果がポンドの上値を重くしました。消費者物価指数は市場予想を下回り、コアでの消費者物価指数は市場予想を大幅に下回る結果となりました。

インフレがイングランド銀行の想定よりも速いペースで低下していることにより、利上げの可能性も低下しています。現在、8月利上げの可能性は32%まで低下しています。本日の英小売売上高が低調な結果となった場合、8月利上げの可能性だけでなく、ポンドも一段と下落するでしょう。

本日これからのFX市場: 英小売売上高、ECB議事録、及び米中古住宅販売件数発表

GMT0830 GMTには、英4月小売売上高が発表されます。市場予想は前月比0.7%増となっており、前月比1.2%減となった前月結果から大幅に回復する見込みです。

しかしながら、前年比では僅か0.1%の伸びが予想されており、昨年4月の非常に強い結果が要因となっています。燃料を除くコアの小売売上高も注視されるでしょう。

昨日の英消費者物価指数の予想を下回る結果により、昨日のポンド/ドルは5か月ぶり安値1.3303ドルまで急落しました。本日の指標結果が、昨日の安値からの回復要因になるかが注目されます。

GMT1130には、ECB4月政策会合の議事録が発表されます。最近のユーロ圏経済指標の低調な結果をECBが懸念しない楽観的姿勢が示された場合、ユーロは上昇するでしょう。

この場合、第4四半期には資産購入プログラムの一段の縮小に着手し、年内には終了する期待が高まります。反対に、悲観的姿勢が示された場合、テーパリング観測が後退し、ユーロも下落するでしょう。

GMT1230とGMT1400には、米週次新規失業保険申請件数と、米4月中古住宅販売件数が発表されます。米4月中古住宅販売件数は、前月比1.1%増となった前月結果に対し、前月比0.2%増に鈍化する模様です。

政策担当者の発言に関しては、GMT0800にイングランド銀行のカーニー総裁の講演が、GMT0815には、FOMCで永続的に投票権を持つニューヨーク連銀のダドリー総裁の講演が予定されています。

両氏共に、イングランド銀行のマーケットフォーラム2018での講演となります。カーニー総裁は、GMT1910にも講演が控えています。ECBのプラート専務理事は、GMT0830とGMT1030に発言予定です。

米政権による輸出車への新たな関税実施検討、及びイタリアの政治情勢は、市場で注視されるでしょう。トランプ大統領に関しては、GMT1000に「フォックス&フレンズ」でのトランプ大統領のインタビューが放映されます。

 

XMテクニカル分析: GBPJPYは短期的弱気相場、3か月ぶり安値付近で推移

昨日のGBPJPYは約3か月ぶり安値145.93円まで急落し、現在は昨日の安値から約40ピップ上昇した付近で推移しています。RSIは50を下回り、下落を継続していることから、短期的弱気相場が示されています。

本日に発表される英小売売上高が予想を上回った場合、GBPJPYは上昇するでしょう。この場合、147円から148円にかけてがレジスタンスゾーンになるでしょう。

反対に、英小売売上高が脆弱な結果となった場合、GBPJPYの下落圧力は一段と強まるでしょう。この場合、昨日の安値145.93円(146円を含む)付近がサポートゾーンになるでしょう。一段と下落した場合、5月上旬に記録した8か月ぶり安値114.98円が視野に入るでしょう。

 

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