XMFX-FRBの見解が予想ほどハト派的ではなかった為、米ドル下落

- FOMC会合でのドットプロットは翌年度に2回の利上げを提示
- EU離脱問題を背景は、英利上げ据え置きの模様
- イタリア財政案でイタリアとEUは譲歩
予想ほどハト派寄りではなかったFRBの見解
市場で広く予想されていたように、昨日、FRBは0.25%の利上げを公表しました。更に、世界経済減速の兆しにも関わらず、翌年の利上げも示唆された為、米国とアジアの株式市場は下落しました。
FRBは2019年度の利上げ方針に大きな変更を加えず、経済成長の2.3%とインフレの1.9%に下方修正しました。FRBが9月のドットプロットで明らかにした翌年度の3回の利上げに対して、市場では利上げなし、或いは1回の利上げを予想していました。
そのため、FRBにより翌年度の2回の利上げ予測は、サプライズとなりました。記者会見では、パウエル議長が今年度の米経済は非常に堅調であり、緩和策が必要ではないと述べました。
しかしながら、市場はFRBによる方針維持に懐疑的な姿勢を見せ、昨日のドル/円は0.25%下落し、2か月ぶり安値を更新しました。今週の水曜日に5か月ぶり高値まで上昇したゴールドは、本日には、0.36%上昇しました。
今後の利上げ見通しを見極める為に、市場は経済指標結果に注目するでしょう。中国経済鈍化と米中貿易問題により、中国人民銀行による中小企業向け融資への新たな取り組みの報道は、市場のリスクオフの流れを強めました。
一方、日銀の政策会合では、借入コスト、及び現行の緩和政策を当面の間は維持することが決定されました。
次はイングランド銀行の政策発表
GMT1200には、イングランド銀行の政策発表が予定されています。EU離脱問題が解決に至っていない為、市場では政策金利の据え置きをほぼ確実視しています。
先週に留任が決定したメイ首相は、翌年3月の離脱までに、EU側から離脱合意案への保証を引き出し、英国議員からの支持を獲得する必要があります。
多数の英議員による反対にも関わらず、EU側は離脱協定を再交渉する姿勢を見せていません。したがって、合意なき離脱の可能性も残っています。
昨日、メイ首相は先送りされた議会承認が1月中旬に実施されることを明らかにしました。
外国為替市場は、米ドル安の流れにより、ポンド/ドルが0.34%上昇しました。本日には、記者会見、及び四半期毎のインフレレポートの発表が予定されていない為、イングランド銀行の政策会合によるポンド相場への影響は限定的となるでしょう。
利上げ見通しにより慎重な姿勢が見られた場合、ポンドの下落圧力が強まるでしょう。GMT0930に発表される英11月小売売上高は、ポンド相場を動かす可能性があります。
イタリアはEUによる制裁回避
昨日、イタリアのコンテ首相は、EU側と妥協し、2019年度の財政赤字目標を当初のGDP比2.4%から2.04%に引き下げたことを公表しました。
欧州委員会によると、修正案は理想的ではないものの、イタリアへの制裁手続きは見送られました。欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は、財政案に懸念が残り、今後数年間で歳出が増える可能性があることを指摘しました。
ユーロは本日に最も堅調推移した通貨で、対米ドルで0.47%上昇しました。
FXその他のニュース
昨日のカナダドルは、対米ドルで20か月ぶり安値まで急落しました。原油相場の下落継続により、本日もカナダドルは下落基調を継続しています。
供給過多懸念と株価下落を背景に、本日のWTI原油先物とブレント原油先物は2.5%以上値下がりしました。カナダ11月消費者物価指数は、10か月ぶり低水準となりました。
更に、コアの消費者物価指数にも脆弱性が見られたため、カナダ中央銀行は利上げに急がないでしょう。
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