XMFX 2018年04 月13日 リスク後退で市場は楽観的に、米ミシガン大消費者信頼感指数に注目

XMFX 2018年04 月13日 リスク後退で市場は楽観的に、米ミシガン大消費者信頼感指数に注目

 

外国為替市場: 昨日、地政学リスクと貿易問題のリスクが若干緩和し、米長期国債利回りが上昇したことにより、米ドルインデックスは上昇しました。本日は昨日の上昇幅を拡大させましたが、上昇幅は0.1%未満でした。

市場のリスク選好ムード回復がリスク逃避先資産の需要を低下させ、円は対ユーロと米ドルで0.2%下落しました。

株式市場: 昨日の米株式市場は下落して引けました。

シリア情勢は緊迫化しない可能性、及びトランプ政権によるTPP復帰検討の示唆により、米株式市場は上昇しました。ダウ工業株30種は1.2%、ナスダック指数は1.0%、S&P総合500種は0.8%上昇しました。

現在の所、米主要株価先物指数の動きは強弱混合となっていることから、本日はダウ工業株30種は若干上昇してのスタート、S&P総合500種とナスダック指数は下落してのスタートが予想されます。

本日の日本市場では、リスクオンムードの回復が明らかとなりました。円安の動きにも助けられ、日経平均株価とトピックスはそれぞれ0.55%と0.6%上昇しました。香港株式市場には大きな動きはありませんでした。

欧州市場に関しては、殆どの主要株価先物指数が上昇して推移しています。

コモディティ: 本日の原油価格は下落し、WTI原油先物とブレント原油先物は約0.3%下落しました。トランプ大統領のツイッター上のコメントでは、シリアへの攻撃は行われない可能性が示されたことが、原油価格の若干の調整に繋がりました。しかしながら、米国のシリア攻撃の可能性による今週前半の原油価格の上昇幅と比較すると、本日の下落幅は非常に小さいです。

このことにより、シリア情勢による中東地域の原油生産への影響が依然として懸念されているか、その他の要因が原油価格を底堅く支持していることが考えられます。

地政学リスク緩和により、昨日の大幅に下落したゴールド価格は、本日には0.2%上昇しました。

 

主要な動き: 地政学リスクと貿易問題のリスク緩和で、市場のリスク選好ムード回復

昨日の市場は再び荒い値動きとなりました。地政学リスク、及び保護主義への懸念が後退し、市場にリスク選好の動きが回復しました。トランプ大統領がツイッター上で、シリアへの攻撃が差し迫っていないと発言し、米露衝突が回避される観測を上昇させたことにより、市場にリスク選好ムードが戻って来ました。

円やゴールド等のリスク逃避先資産は下落し、米株式市場は上昇しました。

大統領選でトランプ大統領が酷評し、トランプ大統領就任後に離脱していたTPPへの復帰検討が報道されたことにより、リスク選好の動きが一段と強まりました。トランプ大統領が「中国側と交渉している」と発言し、貿易戦争が回避できる観測を上昇させました。

総じて、米中貿易摩擦は徐々に緩和される模様です。米国軍のシリア攻撃の可能性は残っていますが、当初に想定された大規模な軍事行動ではなく、単独的なものとなる可能性が増しています。

直近の市場の流れから判断すると、市場も同様の見解を持っているようです。この見通しを変更させる想定外の出来事が起こらない限り、市場のリスク選好ムードはしばらくの間、継続するでしょう。

昨日に発表されたECB議事録がハト派的と市場で解釈された為、ユーロは下落しました。ECBは、貿易摩擦深刻化による景気下振れリスク、及びユーロ高によるインフレ低迷について懸念を示しました。

ECBは経済に楽観的見通しを示したものの、全体的に慎重な姿勢、及び政策会合後に発表された経済指標の予想外に低調な結果が合わさって、今後の利上げは非常に緩やかになると市場では判断されました。

本日のコモディティ通貨は上昇しました。豪ドル/ドルは0.4%上昇し、1か月ぶり高値まで値を上げました。NZドル/ドルは0.2%上昇し、カナダドルも対米ドルで若干上昇しました。

本日これからのFX市場:  JOLTS求職、及び米ミシガン大消費者信頼感指数発表

本日は、市場の若干の関心を集めると思われる米経済指標以外には、主要な経済指標の発表は控えていません。そのため、市場の関心は、地政学リスク、及び貿易問題に引き続き向けられるでしょう。

GMT1400には、米2月JOLTS求職、及び米4月ミシガン大消費者信頼感指数が発表され、米ドルの値動きに影響する可能性があります。ミシガン大消費者信頼感指数は若干の低下が予想されていますが、10年ぶりの高水準となった前月結果の後、引き続き高水準を維持するでしょう。ミシガン大4月予想インフレ率にも注目が集まるでしょう。

GMT1700に発表される米ベーカーヒューズ社のリグ稼働数は、オイルトレーダーの関心を集めるでしょう。

株式市場に関しては、JPモルガンチェース、シティグループ、ウェルファーゴが本日に四半期決算を発表する米企業に含まれます。四半期決算発表に加え、貿易問題の進展、或いはシリア情勢が市場の動きに影響する可能性があります。

GMT1130にはボストン連銀のローゼングレン総裁が、GMT1300にはセントルイス連銀のブラード総裁が、そしてGMT1700にはダラス連銀のカプラン総裁が講演を行う予定です。3名全員が2018年度のFOMCで投票権を所有していません。

GMT1100には、ドラギECB総裁の講演が予定されていますが、講演のトピックが市場に影響する可能性は低いでしょう。

 

XMFXテクニカル分析: USDJPY1か月半ぶり高値まで上昇、短期的強気相場の兆し

本日のUSDJPY は、一時1か月半ぶり高値107.65円まで上昇し、現在の所、107.65円を若干下回る水準で推移しています。転換線と基準線が共に上昇して推移し、短期的強気相場を示しています。

本日発表される米経済指標が強い結果となった場合、USDJPYは上昇するでしょう。この場合、2月下旬に記録した約2か月ぶり高値107.67円付近がレジスタンスゾーンとなるでしょう。107.67円を上抜けた場合、108円台が視野に入るでしょう。

反対に、米経済指標が脆弱な結果となった場合、直近のサポートゾーンは、前週の高値107.48円付近になるでしょう。一段と下落した場合には、転換線上の107.17円付近が次のサポートゾーンになるでしょう。この付近には、基準線の107.13円、及び最近の高値107.29円も控えています。

地政学リスク、及び貿易問題の不透明感上昇は、USDJPYの下落要因になるでしょう。反対に、地政学リスク、及び貿易問題の改善は、USDJPYの上昇要因になるでしょう。

 

 

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